我々は、測量業を営んでいる会社です。 公共の仕事を主に、道路、空港、山の中など幅広い現場の仕事を請けています。

今はとくに私から直接指導をおろしたりはせず、チーフクラスに現場を任せて、各現場で進行してもらっています。ただ、私から社員へ度々伝えていることが二つだけあります。

ひとつは、常々勉強を怠らないこと。最終的には全員が測量士の資格を取得できる程にはなってほしいと思っています。 技術指導はベテランから積極的に後輩へ施したり、若いのはベテランへ躊躇（ちゅうちょ）せず求めにいったり、高め合う関係であってほしいと伝えています。
もうひとつは、チームワークを大事にすること。チーム力を強化するために、チーム内の摩擦などが起こりそうな際にはひと声かけてみたり、コミュニケーションをとる機会を提供したいと社全体での野外活動への参加を提案したり。私たちの仕事はチームで取り組むので、そういったことへは一段と気を遣っています。

私事ですが、自身が片親で育ったということが大きな要因にあります。周りに助けられながらここまできたという自覚があるので、今度は自分の番だと。

当社では10年ほど前から、現場ででた空き缶や不要紙を集めては半年に一回お金に変える、ということを続けていて、近頃やっと大きな金額にのぼってきたんです。使い道について社員と話し合った時、「寄付をしたい」という私の声に皆賛同してくれて、そんな時に琉球オフィスサービスさんから児童支援のお話をいただいたので、これは好機だと思い参加させていただきました。

当社ではこういった支援への参加は初めてですが、地域の清掃活動へ参加したり、高校生の職場体験受け入れをしたり、地域への貢献は進んで取り組んでいるつもりです。職場体験後子ども達は、お給料を稼ぐのってこんなに大変なのかと理解してくれた様子でした。

大人になれば、仕事が何であれど一生懸命働けばお金を稼ぐ事ができます。責任を伴うかもしれないけどその方がもっと自由でもあるし、自分のありたいカタチを追求したり、大事なものを守ることもできる。全てが自分次第なので、どうか幸せな家庭をつくってくださいね。そして余裕がでてきたら、昔周りに自分が支えられたように誰かを支えて、周りへ返すことも忘れないでください。