当社は2022年4月1日をもって、以下の通り社名の変更と、CEO含む取締役および役員の異動をいたしました。
社名の変更
新社名 | ROS 株式会社 (ROS, Inc.) |
旧社名 | 株式会社 琉球オフィスサービス (Ryukyu Office Service, Inc.) |
取締役および役員の異動
氏名 | 新役職 | 旧役職 |
藤本 和之 | 代表取締役 兼 執行役員 ファウンダー | 代表取締役 |
遠藤 良 | 代表取締役 兼 執行役員 CEO | 非常勤取締役 |
比嘉 良寛 | 取締役 兼 執行役員 CFO | 取締役 |
仲尾次 史 | 執行役員 | 営業部門マネジャー |
取締役略歴
藤本 和之 | 1974年生 大学在学中の起業経験を経て、株式会社光通信(東証1部)で子会社および関連会社4社の代表取締役を務めたのち当社設立。 |
遠藤 良 | 1989年生 東京大学卒。シンガポールの金融会社 Effissimo Capital Managment Pte, Ltd. および株式会社コロプラ(東証1部)にて投資事業に従事したのち当社取締役に就任。 |
比嘉 良寛 | 1990年生 琉球大学卒。沖縄銀行(東証1部)に入行後、共同創業者として株式会社Paykeを設立、取締役CFOとして計12.2億を調達。のち当社取締役に就任。 |
代表取締役 兼 執行役員 ファウンダー 藤本
弊社設立から12年が経ち、サービスをご利用いただいているお客様およびお取引先様、地域の皆様のおかげさまで、その間少しずつ成長をすることができました。スタッフ一同心より感謝しております。
上記のとおり、弊社は13期より社名を変更し、経営体制を新たにすることとなりましたので、それぞれの意図をご説明申し上げます。
社名変更について
これまで弊社は、沖縄県を中心に事業を行って参りました。今後においても、本社所在地である沖縄県へのコミットは変わりませんが、各事業の成長には対象とするマーケットの拡張が欠かせません。その意思の表れとして、地名を冠した旧社名を改めることにいたしました。
役員人事について
これまで弊社は、県内での事業を主としておりましたので、事業構造および拠点数や稼働人数において、比較的単純かつ小規模な経営環境にあり、それに対応する体制での経営を行っておりました。今後に関しては、対象地域の拡張と、それに応じた稼働人数およびアライアンス、ファイナンスが必要となり、各業務において求められる専門性と達成能力が上昇していくことが予想されます。
これまでは、私の単独経営に近い形での運営でしたが、それでは私の経営能力の上限が会社の成長における最大のボトルネックになることが明白なため、昨年度に取締役として遠藤および比嘉を招聘いたしました。そして、昨年度の経営状況を評価した結果、上記のように体制を刷新して経営に臨むことが最善であると確認できたと考えております。
各人の略歴にもありますとおり、役員それぞれがまったく異なるキャリアを積んでおり、強みとする点にも大きな違いがあります。取締役全員が執行役員を兼務し、それぞれが得意とする業務において直接的な成果を出していく所存です。
CEOに私ではなく遠藤が就任する理由は、遠藤が創業者である私以上に弊社の力と可能性を高く評価し、私を含めても、社内で最もその未来を大きく見積もっているからで、弊社の社内規範の一部にあるとおり「役職は評価結果ではなく、未来の可能性を最大化できるものが担う」という考え方に沿った結果であります。
一方、弊社は挑戦、委譲に対して積極的であると同時に、遂行責任に対する評価も厳格であるという文化があります。万が一、役員人事において更に良い選択肢が生じた際は、今回同様、機動的に必要な変更を加えていく所存であることもご理解いただけると幸いです。
以上のように、この度の社名変更および役員人事は、弊社が創業1日目から変わらず掲げている「沖縄で最も良い会社をつくる」というビジョン追求のために、現状ある選択肢の中で最善と思われる判断をした結果です。対象とするマーケットは、沖縄のSMB(中小企業)から地方を中心とした全国のSMBとなりますが、これまで何よりも大切にしてきた「良い会社をつくる」という企業理念に沿い、さらなる成長を目指して参ります。
代表取締役 兼 執行役員 CEO 遠藤
お客様ならびにお取引先様、また子会社を含め弊社に関わっていただいている皆様、これから弊社に関わっていただく皆様、そして社員の皆様へ。この度、代表取締役 兼 執行役員 CEOに就任いたしました遠藤と申します。
2019年10月に子会社であるSCOM株式会社(SCOM)設立のために弊社グループに参加いたしました。SCOMは沖縄県内の中小・小規模事業者様(SMB)へ出資と経営支援をさせていただいており、SCOMを通して、私たちの生活を支えている多種多様な事業者様にお会いすることができました。経営支援をさせていただいているといっても、元より事業者の皆様はそれぞれに独創性と強さをお持ちであり、私たちはお力添えをしているに過ぎません。また、そのような事業活動の中でSMBが持つ可能性をいたく感じることとなりました。これから、沖縄のみならず全国で経済を支えていらっしゃるSMBの重要性はさらに増し、光が当てられていくことでしょう。そのような時代に事業者の皆様のお力になれることを大変うれしく思っています。
なお、SCOMの事業を開始して以降は親会社である(旧社名)琉球オフィスサービスの経営にも徐々に関わりを深めて参りました。転機となったのは新卒学生に向けた弊社の採用活動を主導したことに加えて、昨年末に県外企業との提携を模索したことです。外からの視点を通して改めて、藤本と弊社社員の皆さんが培ってきた企業文化や組織としての強さが上場企業にも決して引けをとらないものであることを知るとともに、弊社が社会の中でどのように存在していくべきかを考え続けることになりました。そして、藤本も述べております通り弊社は沖縄の事業者様にこれまでサービスを届けて参りましたが、沖縄はもちろんのこと他地方の事業者様にも広く弊社のサービスが必要とされるだろうということにも強い確信をもつに至りました。今後、組織の拡張性に配慮して体制を整えることができれば、弊社の潜在的な高い成長力を引き出すことができるはずです。
最後になりますが、代表取締役 兼 執行役員 CEOとして私が引き受けさせていただく役割および責任は創業から藤本が掲げて参りました企業理念に従い、あまねくお客様のもとへ「最も良いサービス」を提供し続けることと、そのために個々人が能力を最大限に発揮できる環境を含めた「最も良い待遇」を目指し続けること、これらを永続させるために「最も強い収益力」にこだわり続けることです。企業理念の遂行に終わりはございません。常によい状態を目指して変革を求め続けることを経営の責務とし、広義の意味での企業価値をあるべき姿に高めていき、全てのステークホルダーの皆様へ恩返しができますよう尽力いたします。今後ともどうぞ弊社へのお力添えをいただけましたら幸いです。
ご清覧いただきまして、誠にありがとうございます。
取締役 兼 執行役員 CFO 比嘉
昨年9月より(旧社名)琉球オフィスサービスに参画し、今年度より取締役 兼 執行役員 CFOに就任しました比嘉良寛(ヒガヨシヒロ)と申します。
以前は、沖縄県内でいわゆるスタートアップと呼ばれる会社で、経営を6年ほどしておりました。前職の取締役を退任した後に、藤本からお声がけ頂いた際には、(旧社名)琉球オフィスサービスという会社の強さを中からも見られること、また強い企業がどういった形で運営されているのかと興味を持ちつつ、責任を感じると同時に安定を期待した部分もありました。しかしながら、いざ蓋を開けてみるとスタートアップ顔負けのダイナミックかつ大きな意思決定の連続で、良い意味で安定とは遠くかけ離れたエキサイティングな日々を送っております。
スタートアップか中小企業か、などという区分は些末なことであり、経営者が強く成長を望めば必然的にエキサイティングな状況になるということを日々実感するともに、この流れの中でしっかり責任を果たし成果を出さなくてはいけない、とても心地よい緊張感を味わっております。
また前職に続き、弊社でもCFOに就任いたしました。事業成長への貢献だけではなく、藤本が常々話しております地方の中小企業のモデルケースとなれるような成功事例を、ROS発で実現していければと思います。
日々サービスをご利用いただいているお客様、社内外のメンバー、金融機関様、ROS株式会社をご支援頂いておりますすべての皆様に、あらゆる面で「沖縄で最も良い会社」と思ってただけるように、引き続き努めて参りますので、ご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。
以上
ROS株式会社 (旧社名: 株式会社 琉球オフィスサービス)