社長ブログ

「起業=ハイリスク」とは思わないという話


「起業=ハイリスク」というように言われることは多いです。
一見あたりまえのように感じるんですけど、僕は、リスクがあるのは「起業」という行動そのものではないんじゃないかと考えています。

僕はスタッフに、少しでも興味があるなら絶対に独立しましょう、副業もガンガンいけ!といってます。
無責任に聞こえると思いますが、独立して失敗したらうちに戻ってくればいいだけ、と思っているからです。
副業も、ダメならやめればいいだけです。

当然、起業には多少の資金は必要で、失敗したらそれが溶けますのでその分はリスクですが、撤退ラインさえ厳守できればリスクは限定的です。
借金するにしろ、人生狂うほどの借金は、最初はしたくてもできません。
ダウンサイドが限定できれば、アップサイドがほぼ無限なのが起業ですから、リスキーどころか割のいい話だと思うんです。
(率は高くないかも知れませんが)

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ですので、起業という行動がリスクになるのは、成功・失敗の確率の問題ではないと思ってます。
本当のリスクは、可能性として避けられない「失敗」という事態が起こったときに、取れる選択肢がもてないことだと思います。

失敗しても、知人や友人にぜひうちに来てくれ!って言ってもらえたり、元いた会社にいつでも戻ってこいよと言ってもらえる自分であれば、たとえ成功率が若干低くても、家族がいたとしても、致命的なリスクではありません。
しかし、もしそうでなければ、成功確率が50%超えていても、たいへんなリスクを取ることになります。

つまり、起業そのものではなく、起業前の自分自身の価値に、リスクが潜んでいるのだと思います。

起業は1つの例で、当社は業務においても同じ考え方をしています。
芯になる現在の主力事業をきっちりと維持して成長させることは大事です。
その上で、新しいチャレンジ、変化を積極的に取り入れていこうと心掛けています。
「ダメなら戻すからな!」が決まり文句です。


利益の額より、利益の質と継続性・再現性を追求する


弊社は、10期(2020年3月)までの中期計画として

  • 県内ウェブ業界で、もっとも良いサービスを提供する
  • 県内ウェブ業界で、もっとも良い待遇を準備する
  • 県内ウェブ業界で、もっとも強い収益力を構築する

というビジョンを掲げています。

サービスはお客さま(とパートナー企業)、待遇はスタッフ、そして収益力は会社自身への寄与であり、ステークホルダーすべてへの貢献を目指すということになります。

現在当社は7期の中間決算を経過し、残された時間は3年強。
3つめの「収益力」の目安として、税引前FCFで1億円という数字を掲げています。
その達成に向け、新しいサービスと販路を準備し、これが立ち上がれば1億みえるよねと思えるとこまで具体的にやってたのですが、思いとどまりました。
そして、利益の額はだせるけど質が伴わないということに気づいていながら、それから目をそらして準備をしたことを反省しています。

弊社は、収益力とは単純な額ではなく、

  1. 利益の質
  2. 利益の継続性と再現性
  3. 利益の額

で構成されると考えています。

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利益の質とは、その利益がどうやって作られたのか、です。

お客さまやパートナー企業が、仕方なく払ったお金なのか、消去法で払ったお金なのか、納得して払ったお金なのか、喜んで払ったお金なのか。
お金に色はないという言葉がありますが、あるに決まってます。
不満をともなったお金で回っている会社、そのお金を給与として受け取っているスタッフが、尊敬され自信や誇りを持てるはずがありません。
少なくとも納得、できることなら感謝を帯びたお金で会社が活動し、スタッフが生活することが、利益の額に優先されるべきと考えています。

また、利益の継続性と再現性も同じように、額に優先されると考えます。

例えば、1回は買ったけどもう二度と買わない!と思われながら出す利益だったり、
すごく頑張ってなんとか今月は利益が出せたけど、同じことはもうしたくない、と思いながら出す利益だったり、
そういう瞬間風速的な利益の出し方では、マーケットもスタッフも疲弊してしまいます。
企業にとって大切なのは、その瞬間の利益ではなく、この先10年間、30年間の利益の総和です。

そういう意味では、10期で1億という数値目標も、必ずやるという固い決意ももちろん大切ですが、
理念をまげるくらいなら未達で終わる勇気
30年単位で考えると無理に達成させるより未達を選んだ方が良いという判断
が必要になるケースも考えられるかも知れません。

ともあれ、利益の額という誘惑に流されず、質と継続性・再現性を確保した上でしか、額の議論はないということを再認識して、残りの期間努力していきたいと思います。


定時退社・有休100%取得の会社になった理由 その2


定時退社・有休100%取得の会社になった理由 その1 に続き、その2です。

②スタッフは社員である前に一個人であり、仕事よりもはるかに大事なものがあるから

とは言っても、僕自身20代から30代半ばまでは完全に仕事中心の生活をしていました。

22時より前に家に居るということがまずありませんでしたし、土曜はもちろん働いて、大晦日にお客さん先で営業ついでにメシごちそうになったり(超迷惑ですね)、1月2日には東京本社で会議してたりしました。

ひとりめの子の出産には立ち会わず仕事して、はじめての自分の子の顔を見たのは生まれて何日か経ってからでした。

そういう生活に不満があったかというと、実はぜんぜんなく、仕事漬けの生活に満足してました。

 

これは今のスタッフにもよくいうことなんですが、そういう働き方は本人はけっこう好きでやってたりするし、ハードワークする自分が好きだったりもするので、本人はそれでいいんですよね。

それが嫌ならさっさと会社辞めればいい話でもありますので。

 

しかし、それくらい働くと、人生の大半が仕事中心に回るようになります。

仕事は人生の一部にしか過ぎないという事実を忘れてしまいます。

僕はサッカーが大好きなんですが、10年ほどまったくサッカーを観なかった期間がありました。仕事してました。

中学、高校時代、飽きずに毎日のように遊んでた友だちがいましたが、10年ほどまったく連絡すらしなかった期間がありました。仕事してました。

親とも会わないどころか、連絡先も教えてなかったので、僕に連絡さえ取れない期間がたぶん5年くらいありました。頭おかしいですね。

家族にも、給料を持って帰ってくる以外になんの価値も提供できていませんでした。

 

当時仕事が楽しくて、他になにもなくても構わないと思って働いてましたが、今思うと本当にもったいないことをしたと悔やんでます。

ストイックに働くことで得られたものもたくさんありましたが、他のことももっと上手くやれたんじゃないかなと思います。

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仕事が楽しい。それはとてもいいことですし、そういってくれる社員であればまして、自分の生活を犠牲にしてでも働いてくれるものです。

しかし、自分の生活だけじゃなく、周りの人の人生も犠牲にしていることもあります。

僕はそうでした。

 

仕事よりはるかに大切なものとは、自分の人生そのものと、自分と関わる人たちの人生です。

それには持って帰ってくる給料も大事ですけど、割く時間のほうがはるかに大事です。

 

働く時間を短くするということは、弱くなるということじゃなく、強くなるということだと思います。

長時間働いて稼ぐのは普通ですが、短い時間できちんと稼ぐのはより難易度があがりますので。

 

当社は、お客さんへの提供価格は安く、スタッフの労働時間は短く、かつ給与は高く、そして会社の利益は高く。という理念に基づいて10ヶ年計画を立てており、6年過ぎた今も、やはり簡単ではないなと思い知っています。

しかし、これを成し遂げることで、当社が設立された意味というものが少しは残せるのではないかと思って、頑張っています。


定時退社・有休100%取得の会社になった理由


多少アピールに使ってるところもあり、「定時とか有休100%とか、よくできたね」と言われる機会が、多くあります。

確かに導入時、勇気というか思い切りは必要でしたが、難しいということはありませんでした。
やろうと思えばいつでもできる程度のものです。
ただし、それで回るかどうかはやってみないとわかりませんでしたので、ダメなら戻せばいいやという前提で導入したのですが、今はもう元に戻す理由が見当たりません。

当然、導入には理由があったのですが、それは期待通りに達成されました。
理由(目的)はおおきく3つありました。

  • ひとつは、業績を決定するのは、成果の絶対値ではなく、時間あたりの生産性だから

  • 次に、スタッフは社員である前に一個人であり、仕事よりもはるかに大事なものがあるから

  • 最後に、付随的に採用力があがった点も、後付けですが成果になります。

 

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① 業績を決定するのは、成果の絶対値ではなく、時間あたりの生産性だから

業種によるところも大きいと思いますが、弊社が属するウェブ分野は、営業職・技術職とも成果が個人能力に紐付く部分が多く、業務内にも個人の裁量範囲が大きい業種です。
同じタスクであっても成果の質・量ともかなりの個人差が生じる業務ですので、生産性をあげるには個人能力を上げてもらうことが重要になります。

残業・休出が自由にできてしまう環境だと、長く働けば能力に関わらず誰でも簡単に成果を上げてしまうことができます。
時間延長による成果向上には、物理的に限界がありますし、本人やその家族への疲弊も伴います。
もちろん、会社としても残業代というコストが伴いますし、残業代は能力ではなく時間に対して支払われる点も、好ましいとは言えません。
どんな会社でも、払うのなら時間にではなく、成果か能力に払いたいはずです。

これが、残業・休出がなく時間が制限されており、その上で高い予算設定がされていれば。
時間に物をいわせることができないので、スキル向上、知識吸収、業務改善、時間の有効活用という、より建設的な方向に意識が向きます。
個人の裁量範囲が広いという業務特性との相性も良く、定時退社導入後も生産性は、「時間あたり」ではなく「絶対値」で向上し、今でも緩やかにですが向上し続けています。

・・・というように理解していますが、実は、生産性が向上した理由に、確信がありません。
単に、人間の集中力の持続時間の問題なのかも知れませんし、スタッフの社歴に応じて経験値が増えたのが要因なのかも知れません。
思考時間が増えて、創意工夫がなされて、効率が上がったというのが理屈として美しいので、そう信じたいという願望に過ぎない可能性もあります(笑)

いずれにしろ結果として、定時終業を導入して、営業職も技術職も、時間あたりの生産性は明確に上がりました。
特に技術職は顕著で、時間短縮に関わらず成果の絶対値も上がりました。
これだけでも、導入の意義があったと思っています。

 


 

「スタッフは社員である前に一個人であり、仕事よりもはるかに大事なものがあるから」

については、後日述べたいと思います。


中小・零細・個人がホームページを作る意味は?


ザ・零細企業の琉球オフィスサービス   藤本です。
エクセレント中小企業を目指してます。

インターネットが身近になったのは、1995年 Windows95発売後です。
当時はホームページの制作費が非常に高かったので、企業や店舗の開設率も低く、ホームページがあるだけで見てもらえる確率も高い時代でした。
そこから20年あまり経った現在、状況は大きく変わっています。

僕たちは中小零細企業や個人事業主に特化したホームページ制作サービスを提供しているのですが、ホームページに対して
■集客
■拡販
■通販
というようなイメージを持たれているお客さまもおられます。

率直に申し上げて僕たちは 、ホームページを作ったからといって、必ずしも売上が上がるとは考えていません。
(少なくとも下がるとは思いませんが!)
ですので、検討していただいているお客さまに「売上があがります」 「集客に効果が出ます」とは、絶対にいいません。

もちろん、ご利用中のお客さまの中には、売上アップしたよとか、集客できたよというお声をいただくこともありますが・・・
その場合も、即効性があるものではありませんし、とても事前に保証できるものではありません。
そして、元も子もない話ですが、商品やサービスに競争力がなければ一時的な集客に成果が出ても、継続性はありません。
(逆に、商品やサービスが優れていて、認知度や露出が不足している状態なら、継続的な効果が出るものと思われます)
いずれにしろ、売上や集客という点では、ホームページに多大な期待はしないようにお願いをして営業活動をしています。
ある意味、非常に謙虚な営業活動をしています(笑)

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それでは、当社ではこれまで約2,500社の中小零細企業・個人事業主さまにお申込みをいただいているのですが、その多くのお客さまにどのような価値を提供しているのか。
それは、非常にシンプルな価値です。

興味を持ってホームページを検索したお客さまが、きちんとホームページ上で情報を見ることができる。
という一点です。

業種にもよりますが、中小零細・個人のホームページを訪問される方は、「社名そのもの」「店名そのもの」で検索をされる割合が非常に多いのです。
すでにその会社・お店に何らかの興味を持っていて、その会社・お店についての何かを知りたくてホームページを探しているのです。
これは商売をしている立場で見ると、非常に「アツい」ことです。

ホームページを検索した方は、ホームページを見つければ、商品・サービス・会社についての情報を能動的に見てくれるのです。
逆に、ホームページがなければ、検索した方は知りたかった情報に触れることはできず、多かれ少なかれがっかりしてしまうでしょう。

検索される方は主に、
■お客さま
■取引先
■求職者
■金融機関
などになります。

盲点になっていることも意外に多いのですが、ここで働こうかなとか、ここにお金貸していいのかな、と考えている方は極めて高い確率でホームページを探します。

それぞれ、どんなことを知りたくてホームページを探しているのかは、容易に想像できます。
■サービス内容、商品情報
■営業時間
■住所
■電話番号
■会社概要
■代表者のメッセージ
■社内・店内の雰囲気
■採用情報
などです。

いまの時代、電話番号をネット以外で調べ、営業時間内に電話をして問い合わせるという行動は、よほどモチベーションがないとしてもらえません。
手元のスマホで社名・店名で検索し、出てきた情報を見る方が何倍も早く、24時間、どこにいてもできるからです。
もし2~3社並行して調べているとすれば、検索して出てこない会社はそれ以上調べるのが面倒という理由で優先度を下げられるかも知れません。

ですので僕たちは、「お客さまへの情報開示」 「お客さまへの親切」 「お客さまへの安心」という非常にベーシックな部分での価値を、ホームページを通して提供していると認識しています。
決して、売上150%アップ、来客倍増という価値を提供しているわけではありませんし、その期待を煽って受注をいただいているわけではありません。

僕たちは、すべての事業所にホームページはあった方が良いと考えています。
そして、すべての事業所が負担なくホームページを開設できるサービスであるべきという考えから、制作費無料、月々6,900円という価格で提供しています。