社長ブログ

はてなブックマーク - 「これでどうやって利益だすの?」と言われる商売をはじめた理由
Pocket

はてなブックマーク - 「これでどうやって利益だすの?」と言われる商売をはじめた理由
Pocket

「これでどうやって利益だすの?」と言われる商売をはじめた理由

はてなブックマーク - 「これでどうやって利益だすの?」と言われる商売をはじめた理由
Pocket

「これでどうやって利益だすの?」

設立当初、経営者仲間だけでなく、お客さんにも(笑)よく言われていました。

「おまえのとこ潰れたらホームページどうなるの?」とも・・・

当社はホームページ制作会社ですが、制作費をいただかず、訪問取材をしてテンプレートを使わずに制作し、毎月6,900円でいつでも解約できるというサービスを提供しています。 詳しくはこちら!

我ながら、確かに儲からなさそうです。

 

なぜ、その儲からなさそうなビジネスモデルで商売をはじめたのかですが、それは100%自分自身のためです。

IMG_5835

会社を設立した際、重要なのは支払っていただくおカネそのものではなく、「これなら払おう」というお客さまの意思だという考えに基づき、サービスを設計しました。

おカネの獲得の前に、払おうという意思を獲得しようと考えました。

最初に払っちゃったから・・・

年間契約むすんじゃったから・・・

違約金かかるから・・・

そういう動機で払ってもらうおカネもおカネには違いないのですが、当社にとっては「おまえのところのサービスでこの値段なら、気持ちよく払える」と考えていただくことが重要でした。

中小零細企業への貢献とか、顧客第一とか、そういう建前的なことを考えたわけではありません。

僕たち自身の自己満足として、対価を得る自分への弁明として、誰がどう見ても良いと感じるサービスを提供し、お客さまはきちんと納得しておカネを払ってくれていると思いたかったというのが、正確な理由です。

僕は当社を設立するまで、はじめは営業マンとして、やがて支店長として、役員や雇われ社長としてビジネスに携わった中で、自分の未熟さがゆえですがそのように感じることができず、おそらく僕の部下だった人たちにもそう感じさせてあげることはできていなかったと思います。

商売というのはそんなもんだと思う気持ちもありますが、株主も親会社もない自分の会社で自分が思うようにビジネスを設計できるなら、まさしく「それで商売まわるの?」といわれるくらいのサービスを提供し、その上で収益をあげていきたいと考えて、事業をスタートしました。

自身がメシを食い、スタッフを雇い、自分やスタッフの家族を養うおカネは、誰かがしぶしぶ払ったお金ではなく、もっと質の高いおカネでありたいという願望で、お客さまのためのサービス設計ではなく、100%自分自身のためでした。

IMG_5443 (1)

そう考えてはじめた当サービスですが、取材・制作コストを月々6,900円(税込です!!)で損益分岐するには、1年くらいかかります。

その上、その1年の間でも自由に解約できてしまいます。

そのサービスで利益をだす方法はただひとつ、長く続けてもらうことしかありません。

契約で縛らず、違約金もありませんので、お客さまの意思で長くお付き合いいただくしかありません。

良いサービスを提供し続け、満足…少なくとも納得し続けてもらうことが唯一の利益というビジネスモデルは、まさにこんな商売がしたい、スタッフにこんな仕事をして欲しいと思っていたモデルでした。

 

当社のビジョンのひとつに、「沖縄県のWeb会社のなかで、最も良いサービスを提供する」というのがあるのですが、それを掲げる理由は前述のとおり、僕たち自身のためです。

まだまだお客さまのご期待に添えないことも多くあり、理想はまだまだ先にあります。

 

そして案の定、利益もたいして出ません(笑)

はてなブックマーク - 「これでどうやって利益だすの?」と言われる商売をはじめた理由
Pocket

スタッフ平均年収600万を目指す理由

はてなブックマーク - スタッフ平均年収600万を目指す理由
Pocket

結論、その方が会社は強くなり、利益もあがると考えているからです。

当社では10期にあたる2020年、スタッフ平均年収を600万まで引き上げることを10カ年計画中の3大目標のひとつとして掲げています。

私たちのような小さな会社にとって600万は難易度が高い数字で、7期現在ではまだまだ手が届くと確信できる状況ではありません。

 

なぜ600万なのか、ですが

600万あれば世帯収入800万が現実的な数字になり、沖縄で生活していくにはある程度不足のない数字になるだろうと考えているからです。

IMG_5589

もちろん、世の中おカネが全てではありません。

むしろ、大切なことほどおカネではなんともならない方が多いとも感じます。

おカネはあくまでツールであり、目的になり得るものではありません。

しかし、おカネで解決する問題もそれなりに多いというのも事実です。

 

世帯収入800万なら、子供がお腹を空かせることはありません。

恋人や家族の誕生日を祝うことも、

家族や友だちと旅行にでかけたり、

子供の教育に投資したり、

興味を持った習い事にいかせてあげたり、

部活の合宿や遠征に送り出したり、

留学やホームステイで経験を得たり、

進学や仕送りを諦めずに済んだり。

 

他にもいろいろあると思いますが、沖縄県で800万あれば、人生で大切な経験を経済的な理由で諦めずに済むのではないかと考えているからです。

800万という数字が目的なのではなく、選択肢を広く持てることが大切と考えています。

IMG_5661

また、年収に不足はなくても、家族や友人、恋人と過ごす時間がまったくないのでは、それは不十分です。

多くの場合、仕事とは楽しいものですので、働いている本人はやり甲斐さえあれば長時間働いてても気にならないと思います。

しかし、家族や恋人や友人は、それでいいと思っているとは限りません。

特に小さな子供の場合、おカネなんてどうでもいいからもっと一緒に居て欲しいと思っています。

 

ですので私たちは、定時終業、休日120日、有給100%消化という勤務形態の中で、平均年収600万を目指します。

本当は800万を目指せたら良いのですが、それにはもう少し時間が必要かも知れません。

 

時間的、経済的に余裕を感じることができれば、自分以外の幸せに目を向ける時間も増えていき、そういうスタッフが増えていくことで強く、良い会社になっていくと考えています。

与えよう、という意識で掲げている目標ではなく、そのことによって人材の質と業務の質を引き上げ、ユーザー満足度を引き上げ、会社の利益を向上させたいという戦略としての目標です。

はてなブックマーク - スタッフ平均年収600万を目指す理由
Pocket